2020-05-26

巨根

数年前、ふとある村の事を思い出した。

一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。

心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。

 

連休に一人で車を走らせた。

記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。

村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、その看板を見つけたときあれっと思った。

 

「この先○○km」となっていた(と思う)のが、「巨根オ」になっていた。

 

変な予感と行ってみたい気持ち交錯したが、行ってみる事にした。

車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。

 

車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから男根がやたら大きい人間?が出てきた。

 

え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!

しかキモい動きで追いかけてきた・・・。

両手をピッタリと足につけ、デカ男根を左右に振りながら。

 

から降りないでよかった。

恐ろしい勢いで車をバックさせ、とんでもない勢いで国道まで飛ばした。

帰って地図を見ても、数年前に言った村と、その日行った場所は間違っていなかった。

 

だが、もう一度行こうとは思わない。

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