朝6時30分の地下鉄に乗ると、家賃の安い郊外から都心に向かって働きに出る人々で電車はどの時間帯よりも混んでいる。というかほぼ満員電車。よれたスーツを着て合皮の革靴を履いた人の他に作業服姿の人がこの時間帯は目立つ。
靴やヘルメットをスーパーのビニール袋に入れてぶらさげ、脂ぎった髪を顔に貼り付けながら、スマートフォンでゲームをしている建設作業員らしい男はマスクをしていない。
ここには、三密とかそういうものは一切関係ない世界がある。
誰が望んでそういう世界に生きるのか、といってみても、そういう世界に生きている人間が現にいる。この国にいる。
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