その人はクリスマス頃には既に咳をしてぐったりして元気ない状態だった。夜勤だから仕方ない、ということでそれでも出勤していた。
わざわざ夜勤で働く人って、どうしてもその時間に稼ぎたい理由があるし、店も人手不足が極まっていた時期だった。そんな訳で、バイト仲間の人は、元気のないまま一ヶ月以上普通に働いて、だめ押しのようにそのままインフルに罹患して、やっと休んだ、という。
ずーっと具合が悪くて、いよいよ辛いとなって病院に行った時には、もうインフルにかかって何日目とかわかんなくなっていたので、逆に復帰が早かった。解熱して何日目だっけ。そのルールに従い、ぐったりしたまま、相変わらず咳の出るまま、「花粉症シーズンに突入して辛い……」といいながら復帰してきた。
今となってはその人が何の病気でそこまで酷いことになっていたのか謎なんだけど(インフルですね。と言われて納得せざるを得なかったみたいだが、常識的に考えてインフルはそんなに長くかかり続けることはない)、とにかく余程のことでないと休めないのは事実なんだなぁ。