ちょいとひとこと。
キュビズムはすべての面を一様の2次元平面として正面に映り込むようにした、ということが技術的にも画期的だったという意見もあります。これは、いわゆる面取り石膏像などに触れたり、狭義の鉛筆デッサンに触れる人であればすぐに理解できます(最も技術が未熟な場合何がどう面であるかも理解できませんし、理解できても実際の絵にどう落とし込むか理解できない可能性もありますが / 私自身こうした指摘がある前からあれは全部の面だな、と思っていました)。くわえてキュビズムの場合、人間の裏側までも映し出したという高いメッセージ性が買われたのだと思っています。
したがってキュビズムは一般的なデッサン作法というより、表現の一種として考えるべきです。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:10
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キュビズムを表現の一種じゃなくてデッサン作法だと思えるのって美術の偏差値高すぎると思うから、一般の人にはわざわざ説明するまでも無い気がする。