命の価値は平等であると言われたとき、その言葉の意味を考えられる人間はおどろくほど少ない。人間という動物は他の動物と違って知識を継承できる。一つの生命ではなく、これまで生きてきた多くの生命の残した知識の蓄積によって人間は人間としての知性を獲得している。たった一人の命では何の意味もないのが人間だ。まったくゼロの状態から天才が生まれたとしてどこまで先人たちがみつけてきた科学の法則をみつけられるだろうか。あらゆる偉人達もまた例外ではなく群としての人間であるからこそ、また新たな知識を残すことができたのである。
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