紀元前40年頃のポンペイの壁画には遠近法が使われていたようだ。
また壁画にトロンプ・ルイユ的効果を与えるための平行投影法(正確な線遠近法ではない)の利用も第二様式を特徴付けている。イオニア式の柱や舞台のような建築の構造物を描くことにより画面に表される空間は壁面の後方に押しやられた。これらの壁画はローマの家々の窓がなく狭い部屋を少しでも広く見せる効果があったと思われる。
またそれ以前でも古代ギリシャの舞台美術などに遠近法は使われていたらしい。
もっとも初期の遠近法は、紀元前5世紀頃の古代ギリシャで舞台美術に使われたものだった。舞台の上に奥行きを与えるために、平面パネルを置いてその上に奥行きのある絵を描いたという。
つまり、「本物の風景のように錯覚させる」ための写実的な絵には、古代から遠近法が使われていた。
逆に言えば、中世で主流だった宗教画や人物画は、それほど写実的に風景を描く必要がないために、遠近法が用いられなかったということだろう。
小学校4年の時、遠近法を自分で発見した。 美術の「最近記憶に残ったこと」と言うお題で駅にいる時に雪が降って来たところを描こうとして、「線路ってギューっとなってるよね」とギ...
紀元前40年頃のポンペイの壁画には遠近法が使われているようだ。 ポンペイの壁画の様式 - Wikipedia また壁画にトロンプ・ルイユ的効果を与えるための平行投影法(正確な線遠近法ではな...
線路が作られるより遠近法が発見される方が古い。 たぶん、整然とした都市が作られるよりも古い。 個人は分かっていたけれど、体系化して人に教えるようにはならなかった。
おおっ、確かに。 今は遠近法に気づきやすい環境なのかも。