検査を受けるために着席した。
医療従事者「位置を合わせるので、ここに乗せてください」
医療従事者「これでいいですか?下げますか?」
俺「(どうみても不自然な姿勢だろう)上げてください」
医療従事者「下げますね」
固定具が下がっていく
俺「(なぜ下げるんだ)上げてください」
固定具動かず
医療従事者「これでいいですか」
俺「(よくないが取り合えず呼吸はできるし)大丈夫です」
この段階で数度の固定具の位置合わせ失敗で不安が膨らむし、そもそも不自然な姿勢ですでに苦しい。
つぎに測定器の位置を合わせようとする。
この検査は測定器を数ミリのポイントへ合わせる必要がある。
しかし、どう見ても対象のポイントと逆へ機具が動いていく。
医療従事者は、何度も機器の操作盤を見ながら何度も逆へ動いていく。
固定具と測定器の2種類の位置合わせで同じように逆方向への移動ミスを繰り返す。
その末に測定が終わる。
俺「(本当に測定できたのか)」
医療従事者「(にこやかにホッとしながら隣にたまたま来た先輩に)測定できましたよ、なんとかできました」
俺「(お前、命を扱われた者の前で不慣れをアピールするのか・・・)」
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