有効、だとは思う。だけどやっぱり推奨はできない。誤認や手元の狂いで罪のない誰かを傷つける可能性もある。逆恨みをされる可能性もある。
私がここで「気にするな!私が責任を取る!」と豪語したところで、実際に責任を取ることなんて原理的に不可能だ。あなたの人生はあなたの責任でしか動かせない。でも、それは逆に言えば、あなたの人生はそれだけ自由だという証拠でもある。
苦しかったら逃げられるし、自殺することもできる。嫌な奴は殴ることができるし、殺すことだってできる。
「痴漢に安全ピンを刺す」という選択肢は、あなたの前に開かれている。全くあなたの責任の元で、何度だってそれを選ぶことができる。だけど、もしもあなたが別の選択をするなら、その選択に誇りを持って欲しい。誰かに強制されたわけではなく、あなたはあなたの信じる正義と矜持を以って、それを選んだのだと。
全席指定席になることを望む