入院のときベッドに空きがなく、暫定的に置かれたんだが、かなり地獄味があった。
・バッドマンのベインのようなマスクをして呼吸の辛さに常に唸り声を上げる老人。
・突然夜中、看護師にキレて管だらけで帰ろうとする老人。
・箸を持つことも立つこともできないのに、看護師が触っただけで痛いと大げさに騒ぐ老人。
・大声で呼びかけても応答せず眠り続ける老人。
・精神科医に生まれてから現在までの生い立ちなどを聞かれる老人。
開かれた場所で人生の終着点の見本市を見るようだった。
彼らはまだ良い。
今の働く世代には、将来病院のベッドも介抱してくれる看護師もいないかもしれない。
本気で安楽死について必要性を感じた。
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