無頓着にペット同様に育ててしまったら野生の群れに返すのはほぼ困難。
だから、野生の群れに返すことを前提としている場合、育て方から、実際に返すまでどうやるのが最適なのか
何度も検証し、何度も失敗している。
絶滅危惧種の「野生復帰」の研究は、1970年代から行われていて、
ゴールデンライオンタマリンっていう南米のサルが有名な成功例なんだけども、
それでも何十年も研究し続けてこその成功なので、難しい分野ではある。
クロアシイタチの野生復帰は、人間が育てる時点で500匹程度の群れの状態で育てて
群れのまま野生に返すので、これはこれで合理的なやり方かなって思う。
エサも豊富で群れも流動的な動物種であればそんなに苦労はしないとは思うけれど、
「感動の別れシーン」の影で動物学者の苦労も虚しく、野生に適応できず死んでしまったり、
結局、出戻りしちゃった動物が多数居るのは間違いない。
すげー説得力のある回答 ありがとうございまさ