それは 午前中に起こった話
「0110」から電話が掛かった 僕は内心ドキドキしていた
けれど端的に伝えられた
「自転車がリサイクルセンターに 預けられていますー」
僕が 最初に思ったのは
三ヶ月前に盗まれた自転車 それは僕にとっていらなかった物だった。
当然鍵もかけておらず 盗まれるだろうとは思っていた。
案の定 盗まれた そしてそれは 川っぺりに捨てられ
警察の人が言うには 「リサイクルセンターで捨てることもできます」
そうなら 僕は 旅に出たよ ついそこまでー
だけーどさ 汗だくになって たどり着いたときにはもう
おっさんが 出てきてさ「これ君の自転車だよね?今すぐ持って帰ってね?」
え?え?え?捨てられないの~~~~?と聞いたらおっさんが言うには
「うちでは そんなサービスはやっていない」と言ったんだ。
僕は 絶望して 警察を恨んだ。
そして そのおっさんにも復讐をするとそのとき 心に刻んだ
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