病気休暇中に、妻が経営する売店で働いたとして、奈良市は20日、
市まち美化推進課の男性職員(49)を停職6か月の懲戒処分とした。
発表によると、職員はうつ状態などと診断され、7月中旬から8月末まで、
病気休暇を取得。療養に専念する義務があるのに、
奈良県大和郡山市の県営プールにある妻の売店を手伝っていた。勤務は計46日にのぼったという。
職員は店のTシャツを着て接客し、焼きそばを調理するなどしていた。
昨年までの過去3年間も夏に病気休暇を取り、一部の期間は売店に出ていたという。
職員は「病気の妻のことが心配で、そばで見守っていた。報酬は受け取っていない」と話している。