2017-09-23

高校生の時に親が死んだ

良かったと思っている。十分に看取ることが出来たから。学生時代時間は存分にあったから。社会人だったらそれは叶わなかっただろう。もちろんもっと長い時間を共に過ごしたかったけど、でも仕方ない。別れが早くても最期は良かったと思いたい。ただひとつ心残りがある。母は無くなる1年前、一時退院した。季節は春。母が俺を花見に誘った。でも高校生だった俺は親との行動を恥ずかしがり、それを断った。それから10ヶ月後、母は息を引き取った。母の最期病院のベッド。あれは朝9時過ぎくらいだったかな。俺は朝飯をその病室で食べた。近くの吉野家で買ってきた牛丼。それを母親のベッドの脇で食べた。しばらくして母の呼吸が静かに絶え絶えになった。担当医を呼んだ。しばらくして担当から「ご臨終です。」

母が亡くなったのは1月。その日はものすごく風が強かったなぁ。快晴の寒空。それから2ヶ月後、桜の季節が来た。1年前に断った花見を思い出した。今でも春になると思い出す。ごめんな、母ちゃん。

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