2017-09-23

「絵を書ける人」「音楽を作れる人」「小説を書ける人」に憧れる本当

それは、彼らが世界で一番「その世界」を強烈かつ直接的に感じることが出来るから

絵を書ける人は、世界で最も強く視覚的な“地平”について知覚できる

音楽を作れる人は音の“地平”において、小説を書ける人はストーリーの“地平”において

そうではない人間に比べて、より美しくその“地平”を知覚することが出来る

彼らの本質は「“地平”を知覚する」ということに本質があり

作られた作品は、彼らが知覚した膨大な“地平”の中から一部が零れ落ちたものに過ぎない

私が彼らの作品を見て感動する以上に、彼らは彼らが知覚する“地平”に感動する

彼らは、その強力な感受性でこの世界に“地平”を知覚し続ける

私は、「作品を生み出せる」という行為現象以上に

世界をそのように知覚し続ける事ができる」という彼らの体験のものを羨ましく思う

彼らは日常的に、私達が美しいと思うものを知覚し続けることが出来るのだから

私は、彼らが見ているものの「ほんの一部分」をフィルターを通して共有して貰っているに過ぎない

私は、彼らになりたい

彼らに憧れる理由とは、それだ

  • 追記 越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という...

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