昔、単純な道具しかなかった時代には
「壊れた物」と「壊れてない物」は見た目で区別がついた
割れた皿も、折れて錆びた剣も、見た目で使えないことがわかったし
皿が割れていなければ、剣が折れても錆びてもいなければ、使用に問題ないとわかった
一方で人間や動物は、大怪我を負った場合などはともかく
病気や老衰で死んだ場合、外見上は生きていた時と変わらない
見た目では壊れた様子はないのに、なぜか動かなくなってしまう
「いきもの」が他の物とは違うと思わせるには
時代が下って機械が精密化すると
「壊れた物」と「壊れてない物」は簡単に見分けられなくなった
精巧に作られた時計だとか、高度な計算機
めんどくさい
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