2017-02-13

[] 年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ

(としうえのにょうぼうはかねのわらじをはいてでもさがせ)

  

年上の女は目走りが利くから「目ます繁盛」といって重宝がられたらしい。

それを嫁としてを得るため、擦り減らない「鉄(かね)の草鞋」を履いて、方々歩いて探せということ。

「金の草鞋」は、年上の女房に限らず、値打ちの高いものを探すときの喩え。

   

類:●七つ違いは鉦(かね)や太鼓で探せ

★「金(きん)の草鞋」と言われることもあるが、誤用

蛇足:「1つ年上(一つ勝り)の女房」なのか「2つ」なのかは諸説あり、大方では「1つ」が優勢。

   「3つ」という説まであるが、現在では、年齢差は省いて使われることが多い。

   6つ違いは睦ましい、8つ違いは末広がりなどの言い習わしもある。

  

参考:諸国道中金草鞋(しょこくどうちゅうかねのわらじ) 絵草紙。十返舎一九文化11年(1814)。24編。

   絵草紙に滑稽文や狂歌を織り交ぜ、土地土地の紹介をした道中記。

   著者が道中で世話になったお店(たな)を、積極的に本文中に紹介するという、積極的タイアップ広告を行なっていた。

http://www.geocities.jp/tomomi965/index2.html

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