私は冷静に、そうですか、と言った。
その後、少しだけこどもの事を聞き、話してくれるのを聞いた。
こだわりが強くて、、と彼女が言ったとき、きっとしっかり者になりますね
なんていい加減な事を言ってしまった。
先の事を考えると暗くなってしまうから、目の前のことを見ています
怒りもせず、困ったようにその美しいお母さんは言った。
その顔を見て、暗くならないで欲しい、と心から思うけれども、
これ以上言葉で何かできるわけもない。
と思った。
期待されているのは気持ちに寄り添うことではない。
私はカウンセラーじゃないし、あの人はこどもの相談に来たんじゃない。
自分自身の事を考え、行動できて、初めて前を向けるかもしれないんだ。
重大な勘違いをしていたと思うので、忘れないために記録しておく。