現在のところはっきりしているのは、素材として他人の写真を無断使用していた、という点だろう。
これはトートバッグの件と同様で、部下に素材の収集を任せていたということになる可能性は高いが、監督責任は免れない。
既にいちど謝罪していることもあるし、佐野氏も変に否定はしないだろう。
ただしこれは「デザインのパクリ」「アイディアのパクリ」ではない。
「素材」を用いない単純な線と円のデザイン、すなわち五輪エンブレムについては、引き続き擁護されるべきだ。
また、それらに「悪意」を見出すべきでもないだろう。
盗用の自覚があったのなら、エンブレムの原型やその展開例などを公開する許可を出すはずがない。
単純に「だらしない」だけだと思われる。