いろんなことが関連付くのがつらい
本を読んでてある知識を一つ得たとして
別の本を読んでいるときに、「あ、これ関係あるのかもしれない」と思う
また別の本を読んでいるときも「これも関係ありそう、だとしたらあれも関係あるのかな」
さらに別の本を読んでいるときも「これに関係あるとしたらあれとそれも関係あるのかな」
最初はいい。楽しい。どんどん考えてみてある程度筋が通りそうな時も悦に入れる。
ただ関係がどんどん繋がって、新しい考えにズルズルくっついてくるのは疲れる。煮詰まった関係がくっついてると、重くてしんどい。
頭に蛇の尾がくっついてるみたいだと思った。後頭部と同じ太さの重い蛇が頭から垂れ下がっていて、引きずっているようなしんどさ
新しく考えたいのに、「あれの関係はどうだったかな?」と確認したくなる。酷い時は戻って考え直してみる。「これってあれじゃない?」と新しい考えを短絡的に棒に振ってしまう。
目の前にネズミがいるのに、尾っぽが気になって仕方がない時がある。尾っぽを咥えてしまったりする時がある。
どんどん疲れてしまって、面倒臭くなってしまって、何も関係のない、新しい本を読む。
でも「あ、これ関係あるのかもしれない」と思う。
切り離したと思った蛇はずっと頭にくっついてて、目の前のネズミもウサギも呑み込んでどんどん重く絡まっていく。
あの時疲れた尾っぽは大丈夫かな、傷はどうなったのかな、剥がれた鱗は生えたかな、脱皮は上手くできたかな、なんて気にはなるけど、もう到底、見返せないほど長く絡まって頭にくっついている。
一般的にはそれ、喜びだと思うけどなー。 変わってるね。