2014-09-30

ちょうどよい責任

http://d.hatena.ne.jp/lessor/20140930/1412007084

この種の話を見て毎回思うのだが、たしか現代社会はいびつだろう。社会構成者は過剰な責任を求められている。だから社会構成者各人の責任の分量を下げて優しく穏やかな社会にすべきである。そういう主張は理解できる。

しかし、社会構成者全員の責任をたとえばいまよりー30%して、その社会って今と同じように回るんですか? って部分は絶対に顧みられない。そういう議論を見たことがない。

弱者をいたわるのは確かに思いやり深くて優しい思想なのだと思うのだが、その思想に乗っかると全員を地獄に連れていくことになる。理解してて「みんなで地獄に行こうぜ」ならいいのだが、きれいなままにそれを語るのっていかがなものか。

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