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複雑な森の中にいるとき、神が人間に与えてくれるものが「森の簡単な地図とコンパス」か「半径10メートルで歩きやすい場所を教えてくれるもの」のどちら片方だとして、どちらが森からの脱出に役立つか?に似ている。なお、両方が手に入るというの人の身であることを忘れた謙虚さに欠ける発想であるとする。
簡単な地図に従えば、沼地や草地などの悪路を示されることがあり、そのまま進もうとすれば大ケガをする。しかし、進んでみて悪路がひどければ道を変えることが出来る。そして地図とコンパスがあれば徐々に出口に近づけるだろう。
一方で、周りの安全な場所を示されればずっと草地などを歩く摩擦を最小限に抑えられる。しかし、それで出口に近づくかは運である。
神に地図をもらわなくても地理を見知った場所では身の回りの歩きやすい場所を教えてもらうことを重視し、地理を知っていない場所では地図とコンパスを重視するキャリア官僚は非常に合理的な行動をとっている。彼にあらゆる場所の地理に元から明るくあるべきといってもそれは無茶振りである。