2013-10-24

カリンくん(仮名)のこと

職場インドネシア出身カリンくんという青年がいる。

とにかく感情の浮き沈みが激しい。とかくと悪い意味にとられるが、そうではない。正反対でうらやましいほどだ。

昼食時に美人の隣になったと言っては午後を気分良く過ごし、午前中に上司に怒られても午後には機嫌がいい。うまくいけば喜び、失敗すればへこむ。どれもこれも見てわかるほどだし、気持ちいいほど顔に出る。

いい気持ちも悪い気持ちもすぐに処分してしまうのだと思う。

たとえば怒り。100ポイント怒れば気がすむとしたら、カリンくんは一瞬で100、もしかすると150ポイントくらい怒る。そして元に戻る。私だったらちょっとづつ怒るのを何日も引きずって100ポイントかそれ以上かかると思う。

うれしいことも一瞬で200ポイントくらい喜んで、なかなか逓減しない。これも私だったら恥ずかしくて50ポイントくらいを何日もかけて喜ぶんじゃないかな。

カリンくんは感情の処理能力が高すぎて、人の分まで怒ったり、泣いたり、喜んだりする。これも私にはできない。愛想くらいは付き合うかもしれない程度。

日本じゃ生きづらいとおもうのだけれど、そんなことなんてまったく感じさせない。これも自分なら……と考えてしまう……。たぶん、今までもこれからも彼はああやって生きていくのだろう。なにか秘密があるのかもしれないけれど、それもわからない。

そんな生き方ちょっと憧れる。カリンくんならどんなふうにあこがれを表現するんだろう。

  • あー、そのカリンくん、この前JKT48のライブで最前列にてはっぴ着てサイリウム振り回してオタ芸してたよ(ありそう)

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