売り掛けて 買い掛け過ぎた その代金 おのれの代まで 取り立てて
みみっちいノミのような心持で、ドアを開けると、そこは、雪国だった。
気持ちの悪い、世間の目をしたその顔が、否応なく、視界に入るのに、これほどまでに、強い嫌悪を抱くとは。いや、思いもせんでしたよ。彼が、現れてからというもの、腐ったやつの脳内は、もとより、そのとなりにいるあいつも、そのまた隣のこいつの脳内も、うわwっと、声を漏らしていたのを、聞いた。そう、腐っていったのである。
世間の目をしたその顔に、7:3の割合の、赤土と白砂を混ぜ合わせた固形物を投げる。ぽーんと、弧を描いて、きゃつらの顔を直撃する。ドゥハっと、声を上げて、喚きのたまうのを、鑑賞し、感傷に浸る。しばしあって、ややもすると、ついに山場か、というところで、世間の声、ひとしお。
そんな夢をみたのです。眠いのです。ソラマメは、煮てはいけません。デスブログに、嫌いな人の名前を、書き込む遊びは、いけません。彼は書いたのです。全裸に近い状態で、ポエムを綴り、下着の裁縫の紐がだらしなく、伸びているのを気にしながら。