2013-08-14

醤油をこぼしても謝れない人

テーブルに醤油入れのビンが置いてあった。

彼はそのビンを倒して醤油をこぼした、と言ってもこぼれたのはせいぜいスプーン1杯程度。

こぼれた醤油によって他の人の服が汚れたとかテーブルの上の書類が汚れたとかはなかった。

誰かに大きな迷惑をかけたわけでもない、それによって自身の経歴に傷がつくこともなく、プライドを損なうようなミスでもないはず。

普通なら「あ、ごめんごめん」とでも言ってパッと拭けば2,30秒で済んでしまう出来事。

しかし、彼はそんな些細なことに対し「こんな所に醤油が置いてあるのが悪い」「お前が変なタイミングで話しかたから気が散った」

「なんでテーブルの上がごちゃごちゃしているんだ」などと大声でわめき始め、

数分以上、責任転嫁する言い訳ばかりでこぼれた醤油を拭き取る様子がないので、結局ほかの人が拭いた。

彼はなぜこんなにも謝れないのだろう、そんなに自身のプライドに敏感なのか。

あるいは「どんな状況でも謝らない」というパターン機械的に働いているのだろうか。

彼は昔からこういった傾向であったし、これからもずっと変わることもないだろう、おそらく。

しかし、しょういう態度を取っている限り、彼が人から愛されることも人生幸せを感じることも永遠にないだろう、きっと。

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