2013-03-22

読書感想文

ヒッグス粒子宇宙創成  竹内薫

この本を読んで一番感銘を受けたのは、この部分です。 以下、引用

 本書の締めくくりとして、書いておかなければならないことがあります

ヒッグス粒子発見によって、私たち生活にどんなメリットがあるのか? どんなことができるようになるのか?

多くの方が、ニュースを見ながらそんな疑問を抱いたかと思います

 答えを先に教えてしまます

私たちの実生活には、何の関係もありません」

(中略)

 今切り拓いたヒッグス粒子の「発見」が、実際に何か役に立つ形となるのは100年以上後になるかもしれません。

そのとき、どういうふうに実用化されているのかというのは、今の段階ではまったくわかりません。

今は役に立たなくても、必ず役に立つときが来る、その礎を常に作り続けていくのが科学者研究なのです。

ですから今回のヒッグス粒子発見」に携わった人々というのは、遠い未来を大変苦労して拓いた人々であると言えるのです。

まさにノーベル賞受賞にふさわしい研究の成果なんですね。

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