2013-03-19

さっき駅の階段うずくまっているおっさんがいた。

誰かひとりだけそのおっさんに声をかけていたけれど、周りのひとと同じように自分も関わらないようにその横を降りていった。一旦は。

おっさんの声が聞こえてくるところから察するに、ただの酔っ払いのようだった。

あぁもう!

近くの自動販売機ペットボトルの水を適当に買って、さっきのおっさんがいた階段まで戻った。

さっきのひとに助けられてもういませんようにと祈りながら。

おっさんはまだ階段の途中で座り込んでいた。

大丈夫ですか、水飲みますかと聞いた。

かろうじて回っているろれつで、だいじょうぶですだいじょうぶですとひたすら繰り返すおっさん。哀れなり。

なんかもういいやと思って手にペットボトルの水を握らせてその場を去った。

ああ、自分はこんなことをする人間ではなかったのに。最初から他のひとのように放置するのが自分だったのに。

ツンデレでもなんでもなく、勘違いしないでほしい。自分もっと嫌なやつなのだ。まったくまったく。

お願いします、もう目に入るところでひとが倒れていたりしませんように。

  • 増田だから、「うん、ああ、そう」で終わるこの文章も 非匿名の日記に書いたら口からうんこ出る級に気持ち悪い陶酔様になっちゃうふしぎ!

  • あなたが助けたのは、このキレイなおっさんですか?それともこっちの汚いおっさんですか?

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