2012-12-24

自分の薬物耐性は常人より弱い。

 どのくらい弱いかというと、コーヒー1本で夜眠れなくなる程度である。2本飲めば動悸が起きる。3本飲むとテンションが上がり、あふれ出るエネルギーを発散するべく、会う人会う人にシャイニングウィザードをかましたくなる。

 葛根湯を飲んだらインフルエンザにかかったようなしびれと動悸と体の火照りに悩まされる。思わず「なんだこれ、薄い本にでてくる怪しい薬か」と乾いた笑いが漏れる。

 漢方だけではない。市販の風邪薬を用法用量を守って飲んだ時は翌日まで手足が震えている。

 大学生の時、締め切りが迫ったレポートを一晩で片付けようと、葛根湯2本とブラックコーヒー3本をカクテルしたことがある。

 うんうんうなされながら鮮やかな幻覚を見た。しかも翌日、大学の構内で会う人会う人に「おっはよー!」とあいさつしていた。カフェインが切れていなかったのである

 サークルでのあだ名が「不審者」になった。


 レポートは落とした。

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