編集権は所有者に帰属するというのは新聞社自身の主張だから、子会社の編集物である週刊朝日の件で朝日新聞社が責められた点は橋下側が正しい。
編集権は朝日新聞社にはないから、といった朝日新聞の記者の言い訳は通用しない。
でも、週刊朝日の記事内容を朝日新聞社がチェックしたりなど出来ない、というのももっともな話である。
これは、日本新聞協会が公表している編集権の概念が、泥縄で作られたせいで現実とうまくマッチしていないという問題であるのだから、そこをまず直すべき。
そうすれば、
「朝日新聞社は朝日新聞出版の刊行物の内容までは干渉できない、なのでそれを理由に取材拒否をされる言われはない。ただし、朝日新聞出版が問題のある記事を書きそれが元で週刊朝日が廃刊されたような時には、経済的な不利益は所有者として当然受け入れる」
と堂々と言うことが出来るようになる。