タイトルは心の中で補完よろ。
「http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20111017/1318836288」
「http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20111019/1318990671」
と、立て続けに相変わらずスゴイな、ハックルさんは。
ある芸人がいた。
その芸人は、もともとはいたって普通、まともな人物だった。けれど、芸人として生きていく中で、次第にその「普通」「まとも」を捨てていった。そして次第に、狂気を育んでいった。
その芸人が育んでいったのは、まるで子供のような狂気だった。子供のような、無節操さを含んだ狂気だった。子供のような、無鉄砲さをはらんだ狂気だった。子供のような、無邪気な残酷さを伴った狂気だった。それは大人になったピカソがそれまで持っていた絵の技術を捨て、「子供の絵」を標榜したのと似ている。その芸人は、それまで持っていた「普通」や「まとも」を捨て、子供であることを標榜したのだ。