2011-04-06

太陽光発電社会的コストは多大

小飼弾が『なぜ太陽光発電か - 書評に代えて - 知っておきたい太陽電池の基礎知識』で以下のように書いているので、検証してみた。

それでも太陽光発電が、すでに家庭用電力としてはブレイクイーブンしていることはもっと知られてもよい

参考資料は『太陽光発電の実際-実践編-』。

  • 電力価格 17.87円/kWh (1日の消費が4kWh未満と仮定)
  • 1kw当たりの定価 520,000円 (シャープND-191AV)パワコンや施工費は無料と仮定)
  • 1kw当たりの年間発電量 989kWh
  • 設計寿命 10
  • 1年間で節約できる金額 17,673円
  • 10年間で節約できる金額 150,758円(割引率3%)

電力価格24.13円/kWh・割引率0%で計算しても、10年間で節約できる金額は238,646円。

売電が2011年3月までは48円/kWh、4月以降は42円/kWhとなっているから、売電すればブレイクイーブンなのであろうか。その場合は、30万円から40万円を間接的に購入者に補助している事になる。

補助金込みで家計ブレイク・イーブンでも、まだまだ太陽光発電社会的コストは膨大だ。

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