2022-06-26

昭和ヤング山月記

◼︎ローサ出身・李徴クンのバヤイ。

モーレツにお勉強ができちゃった李徴クン。えらーいお受験に通って、江南慰のお役人になれたのね。

しかバンザイするにはちと早い。

ザンネンな事にカレは生来キョーレツな気ムズカシ屋の自信家だったのダ。

そーゆう性分なもンで、お仕事ついて5秒でプッツン。

よーするに「オレサマよりトンマなヤロー共にペコペコバッタしてられっかッ!」てな具合。

そいでお役所おん出て、お里トに帰り詩人になるぞとエイエイオー。

しかしマ、ゲンジ問題、文筆業ッてそう甘かないのよね(記者のおぢさんも日夜ピイピイしてンのヨ……トホッ)。

登校拒否児もかくやのヒキコウモリで、がぜんシコシコやってみたンだけども、ぜーんぜんダメなんだなコレが。ハシにもボーにもかかンない。

チャンコになった李徴クン、去る日のビボーはどこへやら、スッカリげっそりフーテンルック

一家大黒柱たる男児がこれだもの。嫁さん、チビちゃん、困っちゃうよネ。

「いよいよマズイぞッ」てんでお役所仕事に戻った李徴クン。だけども、待っていたのはヒジョーにキビシーイ向かい風だった!

なーんと、かつてカレがマヌケだトンマだ見下した同期のサクラは、もうリッパにおエライさんまで滝登りしていたのである

トーゼン、ヒラのヒラな李徴クンは、カレらの指差し差しハイハイ従わにゃならんワケ。こりゃプライドたまンないよネ。

てな成り行きで、下唇カミカミ、ペコペコやってたカレ、ある日ついにクルクルパーになって蒸発しちゃったの。

《オワビ》

えー、ケンメイな読者の皆々様より「隴西の読みはローサイじゃなくてローセイだッ! このカバッ!」とゆーお叱りを多数頂戴しちゃったのねん。

ドーセイっちゅーねん。

ゴホン。アライザライ白状しますと、恥ずかしくもショーセイ、青空文庫からオハナシを引っ張り出してズルッコをしておりました。

まったくモーセイの至りでありますハイ

全体どーして、青空クンは隴西に「ろうさい」なんてカバなルビを振っとるンだ。責任者出てこい!

……そーゆーことで、どーかひとつ

P.S.

今後は編集部にアーセイコーセイとTELしてこないよーに。オーセイな探究心は、どーか勉学に注いでくれたまへ。

  • 「昭和のペヤングな山月記」も読みたいので誰か書いてください。

  • 山月記が発表されたのも昭和だというのにねえ 昭和が長すぎたんだ

  • なにこれ林真理子?

  • 詩人みたいなコピーライターなんじゃないのか?!糸井重里に憧れるんだろう?

  • 今後は編集部にアーセイコーセイとTELしてこないよーに。オーセイな探究心は、どーか勉学に注いでくれたまへ。 あるある~こういう編集部からやたらとなれなれしいお願いあるある...

  • 虎が出る前におわっちまった。

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