両親は存命だけど父は癌の前段階が見つかったし、母も高音が聞き取りにくくなったとのことで確実に老いて自分より先に鬼籍に入るだろうから将来保証人を頼める人がいなくなる。
働いている今ならまだ保証会社が使えるかも知れないけれど、定年を迎えた後はわからないし、そもそもあまり使いたくない。
それに比べてマンションは買ってしまえば保証人は不要だ。というか買う時も保証人はいらなかった。ローン審査で会社に在籍証明されたけれど、身内がいなくともどうにかなる。
ローンの支払いは積立修繕費や管理費含めて賃貸で住んでいた時とトントンくらい。だから金銭的に辛いとかそういうのはない。
マンションを買うと同時に将来住まいに困らないという安心感を買ったのだ。資産価値だとか売却値とかは関係ない、までは言い切りにくいけど、少なくともそちらには主眼を置いていない。
これは喪女だからこその不安であり、喪女で配偶者や子の成長に依らないからこそ出来たことかもしれない。ただ買ったことには非常に満足をしている。