2021-10-01

元気のないおじいさんと瓜畑のお話

あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんとおばあさんのお給料は安いので毎日2人は遅くまで働いていました。

おばあさんには夢がありました。おじいさんと2人、家の裏の空き地で、瓜を作ることです。

毎日働いて働いた結果、おじいさんは何も楽しくなくなり、元気が出なくなる病気になりました。

おばあさんは献身的にお世話をしました。2年ほどおじいさんのお世話をしていたらいつのまにかおじいさんは笑顔が出るようになり、回復していきました。でも無理をしてほしくなかったので、おじいさんはしばらく休んでもらい、おばあさんは一人で二人分働くことにしました。

おばあさんはおじいさんのお世話に集中しすぎたせいで、家の裏の畑が、もう何も育てられない土地になってたことに気がつきました。

おばあさんは「ずっとおじいさんと2人で暮らすのもいいかもね」と思い、さほど気にしませんでした。

おじいさんとおばあさんの隣には、きれいなおばあさんが一人で住んでいました。あるときおばあさんが近所を通ると、きれいなおばあさんの家の畑に、小さな瓜がひとつ実っていることに気がつきました。

きれいなおばあさんは一人なのに、畑に種まきしていないのに、どうして瓜がなったんだろう。不思議に思ったおばあさんは、おじいさんに尋ねました。するとおじいさんは不機嫌になって口をきいてくれなくなりました。

見かけるたびに瓜はまるまると大きくなります。おばあさんは羨ましく、悔しく思いました。

おばあさんが仕事から帰ると、おじいさんと、きれいなおばあさんが二人で優しく瓜を撫でていました。それを見たおばあさんは、「こんなことになるなら、オーランドブルーム結婚するのを諦めなければよかったな」と思いました。

よくあるお話、おわり

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん