映画100日間生きたワニを見た。
ネットで事前情報を仕入れていたので映像に動きが少ないことは知っていたがそう聞くとネガティブに聞こえるが、
実際に観てみると「なるほど、これは新しいアニメの表現なのだな」と納得してしまった。
どういう事かと言うと日本はテレビアニメをやるのにディズニーの様な1秒間24コマの作画で作ることが難しかったために1秒間8コマの作画でやるのが当たり前だった。
100ワニは間を多様することで更に少ないコストで作ることを示したのだ。
「動かない間」を作ることで緊張感が生まれてそれがリアリティに繋がるのだ。
「動く面白さ」がアニメーションの醍醐味であったが「動かない面白さ」という価値を100ワニは提示したのだ。
それはさながら淡口ラーメンのようで淡口ラーメンも鮎の煮干しの様に繊細な味を味わうには濃口は似つかわしくなく、
アニメーションも間を楽しむのには動きは極力無い方が良い訳だ。
動かない事の面白さなんてエヴァ23話で表現されているわけだが
面白かったかって言うと全体的に2.7くらいの映画だなって感じだったけど 会話の間は結構うまく使われてた印象はあったな 紙芝居って言うほどでもないし