恐ろしいことが起きた
俺、去年の途中から今のチームに異動になった。
特定分野向けの、俺合わせて6人のチームで、仕事できる人もできない人もいるって感じ。
小さい案件が多いから、6人がさらに小グループに分かれて担当する、ってことが多い。
今年度になって、声だけは大きいことで社内で有名な30代後半の人と一緒に仕事することになった。
年齢的にはチーム内で上から3、4番目なので、仮に彼を3番目と呼ぼう。
そして衝撃を受けた。
3番目は声が大きいだけでなく、実は仕事ができる人だったのだ。
顧客と楽しげにボイスチャットしながら、難しそうな案件を少人数でヌルヌル回せる人だったのだ。
そして3番目のもとで、俺はまるで仕事ができなかった。
今までやってきたことと、求められる仕事のギャップがものすごかった。
俺には実はスキルと呼べるものがなく、チームのお荷物であることが、ある時からはっきりと自覚された。
これは本当に、本当に衝撃的だった。
3番目は人をなじらない。
わからないことがあれば何度も丁寧に教えてくれる。
だけど、「のんびりでいいから考えていることを喋ってみてよ」と言われる度に、俺やっぱり無能なの?という気持ちになった。
そして昨日、ついに言われた。
3「うーん。でも、まだ2年目でしょ? 覚えること多いしね。そんなもんだよ」
俺、7年目です。
お前は自己肯定感が低いんだから一生そうやってればいいやん?
今日休んじゃったのは仕方ないから、その分遊ぶなりなんなりして気持ち切り替えた方が良いと思う。 拗らせた気持ちのままだと最悪負のループで延々休めちゃうから。 そうなったら時...