2018-01-17

anond:20180116071707

ストーリー不要」というのは、ちょっと表現が適切じゃない気がする。源氏物語のころから、「誰々が何々しました」というのは変わってないと思う。

ストーリー不要」というか、近年余り好まれない傾向なのは主人公(たち)の行動が、社会的な枠組み(国家とか組織とか体制とか)を変えていく、もしくは変わっていく激動の中で行動していく」みたいなモノがあまりまれないということだろう。変えるとしてもセカイ系みたいに「○○が好きだ!」「お願いッは~と」ぐらいで変わってしまうような系統だろう。

先日完結した「アルスラーン戦記」とか、自分が好きな例で言うと「うたわれるもの」とか。

うたわれるもの は小さい村の女の子を助ける事件から、村の中の対立になり、村長町長地域の長、国家への叛乱、国家元首国家間対立までどんどん対峙するものが膨らんでいく…ああいうのがやり辛い状況というのはわかる。ガンダムUCですらセカイ系的な感じだし。

国とか地域とか組織とか「体制」「状況」「枠組み」を動かしたり対立する話が好まれないのはわかる。しかしそれをストーリーと言ってしまうのはモノ書きのすることじゃないと思う。とはいえ、つい最近でも「将国のアルタイル」がアニメ化されたりとか、多少主流の傾向が変動しているだけで、それはいつでもあることじゃないだろうか。

  • 「主人公(たち)の行動が、社会的な枠組み(国家とか組織とか体制とか)を変えていく、もしくは変わっていく激動の中で行動していく」みたいなモノがあまり好まれないということ...

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