2016-04-02

寛容な差別

数年前、たぶん山手線だったと思うけど、向かいの席におっさんが座っていたのよね。ごく普通おっさん。そんな上品な身なりではなかったけど。

電車が駅で停車して、乗り込んで来た人の中に、黒人女性がいたの。若くて小柄で華奢で、ヘアスタイルは縮毛矯正してなくてちょっとアフロっぽい感じだったと思う。若い頃のシーシー・ペニストンよりちょっとレベル落ちるくらいのルックス。つまりは、なかなかかわいかった。

その黒人女性が上に述べたおっさんの隣に座ったら、そのおっさんは急に立ち上がって、その向かいの空いている席に座り直した。その黒人女性を避けるように。彼の真意は当然ながら分からないけど、少なくとも私はそのように見えて、そのように感じた。

彼女もそのように感じたんだと思う。彼女はあらわに不快な表情をした。彼をかっと見つめて。

私は、彼女は怒る権利を持っていると思った。もっと簡単に述べると、これは人種差別であり、それ以外の何物でもない。決して許されないことだ。

でもさ、席に(日本人女性が座っていて、その隣におっさんが座ろうとしたら、席を変える女性って全然珍しくもないよね。

やってることは一緒なのに、それはどうして非難されないんだろう。不思議だ。

  • おっさんの隣に座る黒人女性も、若い女性の隣りに座るおっさんもだけど、空いている席があるのにわざわざ他人の隣に座るのは不躾だと思う。

    • んだ。 そもそも空いている席があるのにわざわざ他人の隣に座る理由が無いよね。 おっさんが若い女性の隣に座りたがる理由なら分かるけど、黒人女性が何を考えていたのかが謎過ぎる...

  • でも増田だって、 ・そんなに上品じゃない身なりのおっさん ・美人だけど派手なファッションのお姉ちゃん ・地味だが清潔感のある平凡なOL然とした女性 3択だったら最後の人の隣に座...

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