今から何年も前だが、担当していたアーティストが海外のディレクターたちから注目され、そちらで作品発表をする機会があった。
ただ、当時はまだ国内でも知る人ぞ知るレベルであったため資金力もなく、様々なところに援助をお願いしようということになった。
その中のあるところ(とてもエライ方々のところ)へ伺った時に言われたのがタイトルの言葉である。
本当はもう少しひどい言葉であった。
結局、その時の海外での発表が評価され、彼は今ではトップクリエイターとなった。
逆輸入された後の手のひら返しに対して、してやったりという気持ちは湧かなかった。
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追記
私も好き嫌いはありますので、時代の潮流が変わったときは同じように積極的に推すことは難しいと思います。公的な機関でも異動の少ないところや○○庁のように恒常的に文化を扱っているようなところでないと、担当課のくせに興味もほんの少しの敬意もない人がしばしば配属されているので困ったものです。