俺は、なぜ努力ってか、夢がってか、情熱がなくなったか分からなかったんだけど。
「世の中、俺がなんかしなくても、勝手に発展する」ってことを得心したってことだと思う。
俺は、学歴厨で、ガリガリ勉強して、世の中をよりよくして人類を次のステップに~みたいなことを子供の頃から考えていた。
で、医学部に入った。
ってのも、多分、『NIGHT HEAD』みたいな小説の影響もあった。中二の全盛の頃に読んだんだけど、超能力を手に入れた奴らが人類を次のステップへ~みたいな小説なんだけど。
昔から思っていたイメージが、この小説でカッチリ固まっちゃったってか。
IPSだのってのはもちろんだし、コンピューターがエライ進歩した。
PCRとか、ソフト化とかもガンガン進んで、ドンドン医学は進んでいるみたいだ。
実際に医者とかも見てると、皆こんなマジメなんかってくらい仕事してる。
こりゃー俺の出る幕は無いねって思った。
いや~。将棋とかも、今ドンドン定跡が進化してるらしいじゃん。
プログラムとかもすごいんでしょ。
予想もしなかったよ、子供の頃は。
もう、俺がやりたかったことは世の中がやってくれそうな感じだし。
もう一度選びなおせるなら、俺は、CPUとかの開発とかやりてえなあ。
データサイエンティストやってます。医学部に行っておいたらよかったな、と思う今日このごろ。基礎医学なら世界中の人の役に立つし、臨床なら目の前の人の役に立つ。 データサイ...
別に今から選び直したっていいんだよ。 でもそんなことはしたくないんでしょ? 選び直したくなんかないんだよ。本当は。