2015-04-30

架空の友人を使う友人

私には行住坐臥を共にしている友人がいる。同い年だ。

その友人なんだが、

時々、話の途中で「友人が何々。」という話を急に混ぜてくる。

「私以外にも友人がVimを使ってたな。」

いや…この辺りだとVimmerは友人ぐらいしかいない…。

「友人にGentooを勧められたんだが挫折した。」

いや…この辺りじゃGentooを使ってる人いないんだが…。

「友人が時代Unityと言っていたけど、時代、来てるのかな。」

いや…この辺りでUnity使ってる人見ない…。

本当に友人の友人がそんなことを言っていたのかどうか、

疑わしく思うことが結構な頻度であり、

名無しAや名無しBといった架空の友人を使っているんじゃないかと考えた。

世界シリコンバレーといった大きい主語ではなく、

友人という微妙主語を使うのが謎ではあるが…。

一応、これでも友人のことは他人よりは知っているつもりだ。

同じところで寝て同じごはんを食べ同じ学校へ通っている。

だが、Twitterは明らかに放置しているし、

パソコンを開いている友人のディスプレイを見ると大抵、

Vimか何かのゲーム(主にPSO2)がいつも立ち上がっている。

私の知らないアカウントを持ってたりするんだろうか。

(持っててもそれは友人の自由からどうこう言うつもりはないが…)

あれこれ考えたが、

私自身頭の回るほうではないし、考えるのが面倒だったので直接聞いてみた。

友人曰く「そんな友人はいない。」とのことで、

会話の切り出しを思いつかなかったときに使っていたそうだ。

一応友人も「減らすようにはするよ。たまに言ってたらそういうことだと思ってくれ。」

と言っていたので一安心した。

特に架空の友人を使うことが減ったとも増えたとも思わないが、

変に考えてしまうことは無くなったおかげで気が楽になり良かった。

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