あの人のブログのB!アイコンで「はてな」を知った。数ヶ月ROMった後、初めて放ったコメントに星がいくつもついた。身悶えた。以来、朝起きると全ジャンルの新着エントリーをざっとチェック、これは伸びると思ったエントリーを標的に通勤時間中にコメント推敲。ひねりを利かせ、情報を、共感を、ユーモアを装填し狙いをすまして撃ちこむ。命中率は上々だ。
やがて増田も書いてみる。数回目の日記がホットエントリーに。その日は晩酌しながら自分の日記を、着いたコメントを何度も何度も読み返した。ホットエントリーから徐々に下がって消えていくまで、酔いつぶれて意識が消えていくまで、夢見心地で眺めていた。
こんな地方のくたびれたおっさんの日記が全国区のメディアで話題にされている。会社では相手にされない冴えないおっさんのコメントが共感されている。「承認欲求」が星々で満たされた。
年末年始。時間はたっぷりある。こんな時くらいはと久々に自分の意見を書いた。星がつかない。本心からのコメントを書いた。星がつかない。媚びたコメントを書いた。大量に星がついた。