正直に言えば、初めから何もわかっていなかったというのが正解だろう。
私は老いた。間違いなく可能性というものが狭まった。
もう成長することなんて微塵も残されていないかもしれない。
にもかかわらず、ネットはぐんぐん成長する。
いとも容易く新しい可能性とやらを見つけて、ドヤ顔をする。
テキストで始まり、Flashがあって、足跡に怯え、アルファなブロガーがいて
ようつべで著作権学び、ニコニコしてる連中が現れ、144文字の制限が始まって
文字は画像になって、画像は音声になった、最後にはネットは動画の世界にまでなった。
もっとたくさんのサイトとかSNSが生まれては死んでったのかもしれないけど
私には到底わからない。
なんにせよ、新しい何かが生まれたとき必ず何かの可能性はあったのだろう。
その度に私は、わぁ素敵だとか、へぇカッコイイなぁとか馬鹿みたいに思った。
そんな馬鹿は新しい何かを見るたびにyahooメールを登録する。
ここで優秀な、はてな民であれば何か気の利いた一言でも残すのかもしれないが
結局私はなにひとつ言いたいことも言えることもない。
けだし名文だと思った 自分もアカウント作るだけ作って放置したのが何個あるものやら ネット初期のハンドルさんたちは今何してんだろな 引き留めるのも野暮かもしれん お疲れ様で...
文字は画像になって、画像は音声になった、最後にはネットは動画の世界にまでなった。 ネットはリアルをよりダイレクトに写すようになって、ファンタジーからどんどん乖離してい...