http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/blog-entry-344.html
ニート海外就職日記を読んでいて、仕事に価値観をおかない「社会」のほうが生
産性が高いとなっているがその理由がわからない。
自分がいるIT業界にあてはめると、3Kなどといわれているためこれに当て嵌め考
察をする。
GIGAZINEの求人募集や omegachart で有名なおかじまさんのブログをみると、定
時で仕事をまわせるだけの能力をもっていたとしても、その人ならもっとできる
ということで過剰な労働を期待するのが日本の会社なのだと思われる。
(経営者の視点ならば、その期待は当然だと思うし、馬鹿な考えだ、と私は思わない。
一方、社員の視点では、自分の能力に対し自意識過剰であるが故に給料あげろ
という人がどの組織でも一定層いることを理解しているから GIGAZINE の話も
不思議に思わない。)
がつがつ働き能力がある人達は、多分に生産性が高いであろうが、どのような企
業でも母数が大きくなるに従い生産性は低くなる。
これは「その生産性が高い人達がコミュニケーションをしなくてはいけないこと」
や「能力が見極められない人達が仕事の割り当てをする」などが原因なわけで、
それらをなくせばよさそうであるがこれに手をつけようとすると、理解できない
方々(仕事を奪われる方々)が文句をいい、修正することは組織が大きいほど難しい。
中・小企業であれば、さきほどのひっかかりがなくなりそうだが、一方でやらね
ばならい雑務や仕事が多々あり、それらのせいで時間が不足しがちになるという
のも想定できる。
これは日本「だから」そうなるのかがわからないのだが、単純に足のひっぱりあいに
ならないよう組織が動いていないのが原因なのだろうし、組織全体として統括
すべき人が現場のことを理解しているふりをしているだけで実はまったく理解し
ていないことが多いのが原因なように思える。
仕事に価値をおかず、スペシャリストとして働くことを組織が期待しさえすれ
ば、「挑戦」「ストイック」などという言葉はいらなくなり、単にその仕事をこな
す能力さえあれば、それだけやればよくなるはずである。
このような組織の構成方法は海外の仕事のやり方に思えるが実態はどうなのだろ
うか。
話をかえ、実際どの程度生産性が異なるのか見てみる。
http://ecodb.net/ranking/imf_ngdpdpc.html
日本以外の国において考慮すべきことは、年間に対する「実時間労働」が適切であろう。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3100.html
(フルタイム、パート、自営業をフラットにしているため、かならずしも鵜呑み
にできない。
また、業界毎でも平均労働時間は異なるであろうしITに関しては
http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/22/ipaent.html
このような調査結果もでている。)
ちなみに上の平均労働時間から 1772/246(2010年の営業日) = 7.20時間となるが、
これは流動的な雇用の人達と健全な業界が存在し、3Kと言われる業界とは剥離した
結果として示されているのではないかと思うが、裏付けるような資料が見当たらなか
った。
Facebookだったか海外の有名SNSを運営している人が言っていたけど「日本人は空っぽのバッグをいかにも重そうにして時間をかけて運んでいる」らしいよ。サービス残業とか頑張って辛そう...