ツイッターを使ってタダで日本一周を成し遂げた女子大生が叩かれている。
炎上の仕方といい、パワフルな女子大生が叩かれる現象といい、何かこの構造ははあちゅうを思い出させるので、この2人の物語を少し書いてみたい。
ちなみにはあちゅうはタダで(=スポンサーから資金調達をして)世界一周をしているから単純に似たようなことをしている共通点もある。
(なおこの記事は両人の中傷を目指しておらず、結論は両人を称える記事となっている。)
古参のはてな民(笑)は知っていると思うが、その昔、といっても5年か6年前の話だが、はあちゅうという女子大生がいた。
彼女は2歳か3歳年上の同じく女子大生のさきっちょとタッグを組み、「その年のクリスマスまでに彼氏を作る」プロジェクトを立ち上げ、特設のブログにそれを記録していく事にしたのであった。
特設のブログはみるみるうちに人気ブログとなり、プロジェクトは終了、さきっちょは無事彼氏ができ、はあちゅうは空振りに終わるという微妙な結果となった。
(彼女のブログによると今年その彼氏と結婚するようだ。やはり素晴らしい企画だったと言えよう。おめでとう!)
プロジェクト終了の2カ月後、出版が決まり、書籍化されるにいたりめでたしめでたし、で物語は終了。するはずであった。
しかし、その実際はブログが人気化したあたりから粘着の出現で火の手が上がり、出版決定と共に彼女のブログは大きく炎上したのであった。
一周女子の炎上の主因は「書籍化があらかじめ決まっている茶番」と「タダ飯&タダ宿泊の対応の厚かましさ」という点であると思ってよい。
はあちゅう、一周女子共に、ようはカネが絡んでいるトコで炎上した。
ネットの住民はネット上におけるコンテンツを共有資産だと思い込んでいるため、コンテンツをカネに絡ませるとしばしばこの手の炎上が起こる。
2chのまとめブログがアフィリエイトを貼る事に対する議論なんてのはその典型だが、とりあえず何か企画してカネを儲けようという臭いを少しでも住民が感じるとたちまち炎上する。
まとめブログの場合、俺たちの書き込みを勝手にカネ儲けに使いやがってという嫉妬が主な構成要素で、書籍化はカネ儲けのダシに使われた!という裏切り行為に対する怒りが構成要素になっている違いはあるが、いずれもカネに絡んでくると突如ネット住民の怒りは沸点に達する。
少しはその努力を称えろよ。
さて、はあちゅうはその後、事あるごとに叩かれる存在になる。
いいブログを書くためのセミナー事件、胡散臭い半分詐欺師をブログで紹介しちゃったよ事件、さきっちょのカテゴリ荒らし事件など、いずれもいい年こいたオッサンが乗り出して女子大生を叩く事件が起こる。
切り込み隊長とか、おはら汁というAV屋とか、探偵ファイルとか。ほんといい年こいたオッサン達が女子大生に群がる光景はなんかうんこみたいな汚さを覚えたものだ。
まあ、うんこはどうでもいいのだが、事件は事件であり、いずれも
一周女子はみるからにパワフルで今後もゴリゴリ活動していくタイプだと思うので、間違いを犯してしまった時の対応だけは今のうちに考えとくべきだと思う。
この記事のいいたいことは2つ
以上である。
twitterで日本一周なんて、そんなおもしろそうなことやってのか。 と、これで初めて知って、もっと早くに知りたかったと悔しい気分だけど、 日本のネットの嫌儲の空気って、本当にど...
Twitter日本一周はそういう話じゃないからw まあ、ちょっと検索すれば分かる
日本一周女の件、Twiitterを使っての売名や事前から決まっている出版はちょっと「いやらしいやり方だな」とは思うが、それほど叩くほどのことではない。はあちゅうの頃とは時代が変わ...
それを読んでも何が問題なのかさっぱりわからない。
わざわざそんな手間かけてまで書籍化して儲かるんだろうか? blog/twitterのユーザーと本を買う人は層が違ってそうだからあまり売れないんじゃないのと思うが、 一体何冊くらいウレタン...