年末に近づくにつれて、
飲み会が増えてくる。
同年代が多い飲み会になると必ず、
そこにいる女性が「いい男いない?」という
話をし始める。
男4、女1、みたいな飲み会でそういう話題になると、
面と向かってまるで「お前らは眼中にねえ」と
言われているかのようで、男どもは苦笑するしか
ないのだけれど、どんな飲み会でも
だいたいこういう話がでるので、
アラサー女子には「出会いの質」が
非常に重要なのだろう。
でも僕から見たら、そういうことを言っている
1は男性諸氏ならたいてい遭遇したことがあるだろう。
ある程度稼ぎもありつつ、おしゃれな人」
みたいなことを平気で言う。
(残念ながら、そんな人はもう売り切れてますから!)
「有名店のディナーをおごってくれて楽しかったのに、
「手料理が食べたいっていうから作ってあげたのに、
『ごちそうさん』ってそのまま。皿ぐらい洗えよって感じ」
(確かに・・・)
応えられない男が多数なのも確か。
待っていても、街を歩いているのはたいがい平民なので、
そういう人はたいてい、男性が好意を持って近寄ってきたときも、
「条件100パーセントじゃないけど、まぁ付き合ってやるか」
という「上から目線」が初期設定になり、
必死なときほど、プライドを捨てて、
下から下から行くほうが良い結果が出やすいのだが、
そのあたりは女のプライドが許さないのかも。
2は、出会いたいのに「待ち」になっていることから
くる。
出会いを求める人はたいてい、コンパを開こうとする。
たとえば3対3の合コン。けっこう面白かった。
1人の人と気が合った。で、「次もまた何人かで飲み会しよう」
となったとする。
そうなったら、前回と別メンバー、かつ面白い友達を
集めなきゃいけない。そうなったときに、次にどんな
ポジションが見つけられる人選。難しい。
でも、それが面白くできれば、
ということになって、出会いの機会は増える。
◆
誘って」という話をする。で、友達が「今度の金曜日空いてる?」
と誘ってきて、OKなときにコンパに呼ばれる。
このときも、「コンパに誘ってくれる友達」が何人いるかということが
チャンスの数を増やす。
今はコンパの例を出したけれど、これは
遊びでもなんでもおんなじだ。
出会いのチャンスを増やすには、
同性の友達を増やす必要があるのだ。
自分を誘ってくれるのはほとんど同性。
女性の場合は単独行動をしないから、
誰かから何かに誘われたら必ず
「一緒に行ってくれる人」を探す。
だからこそ、「声をかけてくれる同性の友達」を
増やすことで、出会いのチャンスが広がるという理屈。
そこを理解せずに、
異性の友達をどれだけ増やそうとしても、
その労力は報われない。
男から見たら、
「出会いを求めてるらしいから○○さん紹介するよ」みたいに、
1人の女性を友達に紹介することはまずない。
だって、その子がかわいかったら「誰にも教えたくない」し、
(紹介した人にとって)かわいくなかったら
「なんでお前はハズレを紹介するんだ」
ってなる。
あるいは、「ケータイ教えてよ!」みたいに女性にガンガン来られると
逆に引いてしまう。
そんなわけでとにかく、同性の友達を増やしてみるといいと思う。
いつかはピンと来る人に出会える。
2-2
どんなに出会いが少ない人でも、まったく男性と会わずに
毎日を過ごしている人は少ないと思う。
たとえば「職場にいい人いないの?」とか聞くと、
違う。まずその発想が違う。
別に目の前にいる人そのものと付き合ったり
見定めてポイする必要はないのだ。
パッと見てさえないヤツでも、イケメンが友達に
いたりするのだ。
だから、その人だけを見て「ありかなしか」判断するのではなく、
その人を経由して、誰かと出会えないかを考えてみるといい。
「今度バーベキューしようかって言ってるから、
誰か友達連れてきて。できれば会社以外の人で」
という風に頼めば、男は嫌がりながらもだいたいつれてくる。
そうやって、「つないで」「広げて」いくことで、
出会いの数は広がる。
イケメンじゃないから、話が下手だから興味もないし
関心もない、みたいに切り離すと、出会いの絶対数は確実に減る。
おせっかいかもしれないが、
いつもそんなことを話してみたりする。