はてなキーワード: webサイトとは
http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20061020.html
高木浩光がリンクは自由であるべきだとして電凸しているのは官公庁・企業などの公共性の高いWebサイトだけだよ。
> 企業や官公庁などの団体のWebサイトにける無断リンク禁止条項の問題と、
> 個人のWebサイトにおけるそれとは明確に区別することを踏まえないといけない。
> 団体のサイトは、その全てが、明らかに不特定多数の公衆に見てもらうために設置されている。
> それに対し、個人のサイトは必ずしもそうとは限らない。
(引用者略)
> さて個人サイトの話に戻ると、個人サイトの場合は、必ずしも全部が、不特定多数の公衆に見て
> もらうために設置しているわけではないのだろう。これは、上に書いたこととは別問題として捉えるべきものだ。
(引用者略)
> しばしば、個人サイトが「紹介禁止」(無断リンク禁止)を掲げているところへ、「見られたくないならアクセス
> 制限かけろよ」と言うような人が出てくるが、知り合いにだけしか見せないつもりでやっているわけじゃないのだから、
> そのような要求は受け入れられないこととなる。彼らのしたいことは、不特定多数には見られたくないが、まだ出会って
> ない友人とは出会いたいという願望を達成することだ。
mixiに誘われて去年アカウントを取得したものの、全然使わないので退会してしまった。
何で使わなかったのだろうと言い訳めいたことをあれこれ考えてみる。
はてなダイアリーで文章を書くとキーワードやら言及したリンクやらの情報でいろんな場所にリンクが張られる。各種検索サービスも拾ってくれる。でもmixiはそれが無い。つながる為には記事を書く以外に人のネットワークを構築しないといけない(mixiニュースがそういう機能を持ってたのかな)。
一つ目とかぶるけどmixiの検索機能がやたらと貧弱なので(日記ではなくその内容に合ったコミュニティを探してそこで書けという事なのだろうが)実のある内容の文章を書く気になれなかった。外からは見えないし。
自分が興味や関係のある分野のコミュニティをいくつか覗いたのだが、その分野のWebサイトや2ちゃんなどmixi外で語られている内容に比べてどれも内容が薄いのでだんだんコミュニティ探して読む気が失せた。
多分、mixiの開発者が想定している使い方と私の求めていたものが物凄くずれていたんだと思う。っていうか、はてなと2chで十分事足りてたんだな。
で、ほとんど使っていなかったものの一度やめたら元に戻るのは大変そうという事でなかなか退会に踏み切れなかったのだが(って、こんな単純な理由じゃないな。「楽しそうに使っている人が居ることが漏れ聞こえてくるのに、自分が全然楽しくないのはなぜだ」みたいなところで逡巡してた所はあるな。だからこんなこと書いてるんだな。)、暮れに酔った勢いで退会ボタンを押してしまった。確認画面が表示されてもう一度ボタンを押したら何事も無かったかのようにログイン画面が表示されるも、もうログインは出来ず。退会連絡のメールでも送られて来るのかなと思ってたらそれも無しで、「あら、あっけない」と思った。
webサイト(このエントリーで言うwebサイトとは、アクセス認証などのシステムを取っていない、不特定多数の人間が閲覧可能である物を指すこととします)というのは、管理者が自由にできる空間なんです。
気に入らないコメントは自由に消してOK。
トラックバック削除OK。アク禁OK。誹謗中傷や著作権法に抵触しなければ、何書いても良い。
でもその力は、残念ながら、貴方のwebサイト上でしか効力を持ちません。
貴方はインターネット上の全てを自由にできるわけではないと言うことです。
それどころか、あなたのwebサイトをあなたがいかようにもできる権利を持つように、他のwebサイトには、あなたのwebサイトに無断でリンクする権利が認められています。あなたのwebサイトも、他のwebサイトを批判する権利を持っています。反論もできますし、また他の誰かが「そうだ、もっと言え」「ちょっと言い過ぎじゃないですかね」「こういう考え方もありますよ」などと横やりを入れることも可能です。
インターネットは貴方の言論をリスクなしに放言できる空間ではありません。
マスメディアが(建前上は)持っている、「責任者によるチェックシステム」を、インターネットは持っていません。それゆえ、無断リンクや批判を禁止してしまうと、影響力のもつ人間がwebサイトで嘘の言論を発表した瞬間、多くの人がその欺瞞や間違いに気づかず信じ込んでしまうことになります。
ですからインターネットでは、そのチェックシステムの代わりに、「全てのwebサイトを検閲なしに批判することができる」という権利を他者に与えて、貴方は初めて貴方のwebサイトを自由に扱えるようにしているのです。貴方は「自由」である代わりに、批判される「義務」を持っているのです。
(無断リンクに際して誹謗や中傷が行われる可能性もありますが、それはまた別件として糾弾すべきことです)
個人的に重要なWebサイトはソーシャルブックマークではなく、ブラウザのブックマークに登録する傾向があるかもしれない。