はてなキーワード: カレーパンとは
ノミを持つ父さんは世界で一番カッコイイ。父さんは今日もノミとカナヅチを持って静かにパンを見つめている。一斤の食パンよりも一回り大きいパンの素を。パン作りを知らない人は誤解してるけど、パンの素にノミを入れて作りたいパンを作れるわけじゃない。もしそうならメロンパンばかり1ヶ月も続けて店に出したりしない。父さんが言うには全てのパンの素の中にはそれぞれ深くに埋まってるパンがあって、それを傷つけないように取り出すのがパン職人の腕の見せ所だそうだ。だから下手な人が削ると小さくて不格好なパンしか取り出せないらしい。父さんも昔は食べかけみたいに不格好なメロンパンを作っちゃったことがあるらしい。今は満月みたいにまるくて大きいメロンパンばかりだから想像もつかないけど。
パンの前で静かに見つめてた父さんの目が鋭くなった。中の形が見えたんだ。ここからの父さんは早い。大きく振り上げたカナヅチでゴンとノミを叩く。ノミがパンの素をガッと削り出す。ゴン。ガッ。ゴン。ガッ。ゴン。ガッ。ガッ。2時間も続くと大まかに削り終わる。父さんが言うにはここからが本番らしい。細いノミに持ち替えて、大まかなパンの素から、中に埋もれてるパンを削りだしていく。カレーパンみたいなのは簡単だ。削りだした後に表面のブツブツを削るだけだから。メロンパンみたいなのは少し面倒らしい。硬いパンの素にあの溝を削りだしていくのは技術がいるらしい。
そんなメロンパンでも5時間もあれば終わる。それなのに今回はもう3日もやっている。父さんの仕事を見るのは好きだからいつも見ているんだけど、今回は寝てしまった。起きてようと思ったのだけど、カン。コッ。カン。コッ。カン。コッ。コッ。カナヅチとノミの音が僕を眠りに誘った。2日目は絶対に寝ないぞと決意したのだけど、カン。コッ。カン。コッ。カン。コッ。コッ。という音には勝てなかった。
3日目の朝。起きると父さんのノミが一番小さいものに変わっていた。仕上げに入ってるらしい。でも何のパンなのかはわからなかった。見たことのないパンだ。形は前に見たことがあるコッペパンみたいだけど表面が全然違っていた。糸みたいに細かいものが縦横無尽に絡まっていた。父さんの腕は世界一だ。埋もれているパンを10%損なわずに削り出すことができれば一流と呼ばれる世界で、父さんは1%も損なわずに99%以上の精度でパンを削り出す。だから今見ているパンにほとんど間違いはないはずなのだけど、それでもやはりまるで見たことがないパンだった。
カッ。コッ。そう響いた音を最後に父さんの手が止まり、最後に息を吹きかけ、削りかすを飛ばして、父さんは満足そうに眺めた。
「完成したの!?父さん!?」
「ああ、完成だ……」
「これ何のパンなの!?見たことないよ僕!」
「これはな、焼きそばパンだ。」
「え!?あの伝説の!?」
焼きそばパン。今となっては誰も削り出すことのできない伝説のパン。ほとんどの職人はコッペパンだと思い削りだした後にわずかに残った焼きそばを見て焼きそばパンだということに気づき、それが焼きそばパンだと気付いた一流の職人でもメンの一本一本を再現することはできず、焼きそばパンのメンに限っては半分も削り出すことができないという。それがどうだ。父さんが削ったこのパンはメンの一本一本が柔らかく絡み合い完璧な焼きそばパンを形作っている。キラキラした目で見つめる僕に父さんはいつものように微笑みかける。
「食べていいぞ。」
「え?だってこれは……」
「いいんだよ。パンは食べるためにあるんだから。」
優しい父さんの言葉と、目の前で僕が少し動くたびにまるで生き物かのように揺れる焼きそばパンの魅力にすっかり取り憑かれていた僕は、こらえきれずにかぶりついた。夢中になって食べた。その時、父さんも作業場もなく、世界には僕と焼きそばパンだけだった。あっという間に食べ終わってしまった。食べ終わった後、僕は涙が止まらなかった。むちゃむちゃでぐちゃぐちゃでわけわかんない気持ちのまま、ただただ涙が止まらなかった。そのまま泣き疲れてまた眠ってしまった僕を父さんが布団に運んでくれたらしい。朝起きると全てが終わっていて、父さんはまたパンを削りだしていた。
最近子供と観るようになったので、自分用にメモ。(漫画サロン板にあったスレより)
SS 雪(氷?)の女王 どろんこ魔王 ばいきん大魔王 闇の女王
S アンパンマン(元気百倍) ロールパンナ ナガネギマン ばいきんまん(黒騎士)
A アンパンマン カレーパンマン おむすびマン あかちゃんマン ばいきんまん(UFO)
B ショクパンマン かぜこんこん かつぶしマン 鉄火のマキ ばいきん仙人
C メロンパンナ ハンバーガーキッド ドキン(UFO) やきそばパンマン ゴミラ
D クリームパンダ サラダ姫 SLマン こむすびマン 天丼かあさん ばいきんまん ジャム(メカ) ちゃわんむしまろ
anond:20070810202613を書いてて思った。
例えば、『A君がB君に「Bってカレーパン好きだよね」と話したらB君は「俺が好きなのは焼きそばパンだよ」と返した』みたいな状況。
Aは「Bってカレーパン好きだよね」という言葉を「Bはカレーパンが好きか嫌いかというと好きな方だよね」という意味で言ったつもり。
でもBは「Bってカレーパン好きだよね」という言葉を「Bが一番好きなパンってカレーパンだよね」って意味で捉えて「俺が(一番)好きなのは焼きそばパンだよ」と返した。
AはBが一番好きなパンの種類の話をしてるとは知らずに「いやでもカレーパンは好きだよね」と言い返してBは「けど焼きそばパンの方が好きなんだよ」と、グダグダに。
別に、Bがカレーパンが嫌いなわけでもないし一番好きなのは焼きそばパンだし、お互いの主張は間違ってないけど言いたい事がずれててややこしくなる。
ネットでの議論でグダグダになるのってこういう場合が多い気がする。
書かれている文章を読んで、そこから「相手は今何の話をしているか」と読み取る事って、会話をする上で大切な事なんだろうなぁと。
話ずれてました、スンマセンです、っていう話。
よく見る「委員長」って何よ?
おさげで眼鏡で、チクリ属性があって、高圧的なんだけど時折優しくて(あえてツンデレとは言わない)、
で、何の委員長? 何委員? 真面目娘推進委員?
世には、クラス委員(長)という概念があるらしく、この委員長はその人のことをさすらしい。。
だが、クラス委員なんて、俺の学校生活で一度も存在したことがなかったぞ。
生徒会とかに意見を提出するための、代表委員ってのがいたけどな。
「揚げパン」って何よ?
給食の定番みたいないわれ方をしているけど、そういう、「給食が食べられます」みたいな店の触れ込みでしか見たことがない。
うちの地方じゃソフト麺を普通に味噌のつけだれに入れてラーメンとして食していたぞ。
「俺の知らないものを、みんなが当然の前提として知っていて、その話をされても盛り上がれない」というこの現象に、名前付けませんか?
もうひとつ例を挙げると、
「うほっいい大学に、まぐれで受かってしまって地方から出てきた学生が、
都会出身の奴が有名進学校の話や中学受験の話をされて感じる疎外感」とか。
まあ普通に「疎外感」でもよさそうなんだけどさ。
よくよく考えてみると、「古参チマン」の逆っぽいね。
古参チマンは、すでに知っている少数派の人が、後から知った多数派の人に感じる違和感。
これは、ぜんぜん知らなかった少数派の人が、すでに知っていた多数派の人に感じる違和感。
http://anond.hatelabo.jp/20061211030302
http://anond.hatelabo.jp/20061211034443のように中のジャムで性格が変わるという点を採用すれば、『ジャムおじさんの匙加減で性格付けされる→ジャムおじさんの性的嗜好に偏る。』という事が考えられ、「ジャムおじさんの寵愛する娘(or孫)」的な扱いにしてしまえば、同じ「ジャム」の名を持っていても変ではないのではないだろうか?
次に、ジャムパンマンの外見の問題が出てくる。当たり前だが、ジャムパンは外見から他のパンと区別するのが難しい(カレーパンや食パンはその点個性的である)。すなわち、ジャムパンマンはキャラ立てが難しいのである。つまり、例えば、ジャムパンマンとクリームパンマンが一緒に出てきた場合、ちびっ子には区別がつかなくなる可能性が高いのだ。
おそらく、ジャムパンマンが男キャラという前提で語られている。
しかしジャムパンマンが女性キャラ(すなわちジャムパンたん)だと考えると、パンのレギュラーメンバーで女性キャラはメロンパンナとロールパンナの2人だけ(その2つともジャムパンとは区別できる外見)なので、キャラを区別するのは困難ではなくなると考えられる。
これも「中身のジャムで性格が変わる」という点で解決。
口から具を吹く場合、吐血しているようにしか見えない可能性が高くなる。また、アンパンマンのように、「僕の顔をお食べ。」とやると、手に持ったパンの断片から赤いものがだらーりと垂れ落ちる。
これも、いちごジャムを病弱キャラにしてしまえば、「けふんけふんっ(吐血)、わっわたしのことは、気にしないでいいから…、わ、わたしの顔…たべて。」みたいな感じで。
まず、ジャムおじさんとキャラがかぶってしまう点がひとつある。この一点だけで十分説得力のある説明がつくといえるのだが、とりあえず、考察を進めてみよう。
次に、ジャムパンマンの外見の問題が出てくる。当たり前だが、ジャムパンは外見から他のパンと区別するのが難しい(カレーパンや食パンはその点個性的である)。すなわち、ジャムパンマンはキャラ立てが難しいのである。つまり、例えば、ジャムパンマンとクリームパンマンが一緒に出てきた場合、ちびっ子には区別がつかなくなる可能性が高いのだ。
では、具、すなわち、ジャムの特長を生かして、キャラを立てられるだろうか?
しかしながら、これも非常に難しいといわざるを得ない。まず、ジャムパンマンのジャムは、一番ノーマルな「いちごジャム」であることはほぼ間違いないだろう。とすると、カレーパンマンのように、口から具を吹く場合、吐血しているようにしか見えない可能性が高くなる。また、アンパンマンのように、「僕の顔をお食べ。」とやると、手に持ったパンの断片から赤いものがだらーりと垂れ落ちる。
以上のことから、ジャムパンマンの出番が来る可能性は非常に低いといわざるを得ない。