はてなキーワード: ツーリングマップルとは
念願叶ってツーリングマップルを一枚にすることができたが(注: あくまで一冊分)誰かに伝えるような機会は未来永劫ないと思うので、増田に書き捨てておく
バイク乗りなみんな大好きツーリングマップルだが2017年か2018年ぐらいまで電子書籍版がなかった
kindle版が出たのは多分去年だったと思う
日帰りツーリングは荷物少なめ派なので、南海のちっちゃいタンクバッグに携帯と財布を入れてツーリングに行っていたんだが
ツーリングマップル持って行きたい!Google Map・ツーリングサポーター情報少なすぎ!
と悶々としたあげく、電子書籍版を探してもなかったので最終的に自炊することにした
ツーリングマップルA5版を全国一式分買って、自炊業者に送って一冊ずつPDFにしてもらった
「これでどこでもツーリングマップル読めるぜ!」と思ったのもつかの間、ビミョーに不便
Google Map的な「ひとつなぎの地図」じゃないから、ある地図から続く別の地図にいくのに、何ページもめくったり、戻るのにまた何ページもめくったり
そういえば、ツーリングマップルを読むときは指を挟み挟みページを行ったりきたりしてるんだった
全然関係ないけど、ツーリングマップル2016年版であったページキープ機能って一瞬でなくなったね
なんだったんだあれは
閑話休題
電子書籍に指を挟むことはできないので、スワイプ連打でなんとなく読んでいた
画像の一部分に続くページへのリンクを埋め込もうとも思ったけど、量が多くて挫折
そういう経緯があって「ツーリングマップルを一枚にしたい」という思いをずっと抱えていた
一冊5,000円ぐらいで昭文社がひとつなぎの電子版を出してくれればいいのにと
やり方自体は思いついていて、画像解析して次頁につづく矢印の番号をつなぎ合わせればできるなとは思ってたんだが
いかんせん表示する文字が多いのであんまり解析を頑張る気力がなかった
パノラマ写真作成ツールである程度自動でくっつけてくれることを知って試してもみたが、残念ながらいろいろなツールを試しても、よくわからんアートっぽい画像を作ることしかできなかった
それで最近まで悶々としていたんだが、2ページ目の「どのページがどの位置か」が載っている地図を人力でつなぎ合わせれば、普通に一枚にできることに気がついた
のでやってみたらあっさりできてしまった
前置きが長くなったが、やり方はこうだ:
j=0; for i in $(cat content.xml | tr '<' '\n' | grep image | awk -F'"' '/^d/{print $2}'); do j=$(($j + 1)); mv $i Pictures/$(printf "%03d" $j).jpg; done
cd Pictures; i=0; ls *.jpg | awk 'BEGIN{t=0}{if(t==0){t=1; printf $1"\t"}else {t=0; print }}' | while read j k; do i=$(($i + 1)); convert +append $j $k $(printf "s%03d" $i).jpg; done
convert +append -geometry south 001.jpg 002.jpg 003.jpg 001-003.jpg
convert -append -geometry west 001.jpg 002.jpg 003.jpg 001-003.jpg
convert +append -size 3400x xc:none yohaku-nashi.jpg yohaku-ari.jpg
-compositeで埋め込みなど
と、機械学習でやるのに比べたらかなり泥臭いけど、作業時間2〜3時間で一枚の地図にすることにできた
それで、一枚の地図にしてみた感想
convert tm.jpg tm.pdfでPDFに変換したらOS Xでは読めるようになったが、逆にiOSでは読めなくなった
総じて便利だが、画像が大きすぎて(例: 東北版 27660x52704)取り回しがしづらい
確かに電子書籍としてはなかなか発売しづらいかもしれない
まあ最高というわけではないが、電子書籍をぺらぺらめくるよりは便利
問題は旅先でこれを開いたときの電力消費が怖そう
とりあえず、地図見ながらの旅程作成には死ぬほど便利なので、夏の北海道ー東北ツーリングを見据えて計画を練っているところ
Amazon版のツーリングマップルに悶々としている諸氏の助けになれば幸い
これにて「ツーリングマップル ワンピース化計画」の供養とする。雑文失礼。南無