はてなキーワード: ゴースト暗算とは
http://togetter.com/li/232720 の件
気づいたときにはすごい馬鹿にしたブクマとコメントで埋め尽くされていたんで逆張りで良いとこ探してみたら、一概に馬鹿にできたもんじゃないことがわかった。
ちなみにその東大生が書いた本は読んだことがないからぜんぜん違う話かもしれない。
2桁×2桁の暗算は普通(というか自分は)筆算と同じ順序で行う。
67×43の場合は
(1)67*3を計算し201を出す
(2)201を脳内のどこかに格納する
(3)67*40を計算して2680を出す
(4)(2)で格納した201を思い出す
(5)(3)の結果2680と(4)で思いだした201を足して2881が計算結果となる。
「(2)で格納した結果を(3)を計算している最中に忘れちゃって(4)で思い出せない」
(1)6*4と7*4から2428という数列を作る
(2)真ん中4と2を足して268という数列を作る
(3)(2)に7*3の結果の21をつないで26821という数列を作る
(4)真ん中の68と2を足して2701という数列を作る
(5)(4)に3*6の結果の18を真ん中の70に足して2881が計算結果となる
この手順の中には数列の格納・引き出しという作業がないため、それが苦手な人には暗算が簡単になるのかもしれない。
幾つかブコメ等でも指摘があるとおり「計算順序を変えただけ」というのはまさにその通りでゴースト暗算の本質は
「計算過程の一時記憶が苦手で暗算ができないという問題を、計算順序を工夫することで一時記憶を無くし解決する」
となるんじゃないかと思う。
ただ計算過程の一時記憶ができない人は問題の一時記憶もできないので、問題文が目の前に書いてないと役に立たないという欠点はあるけどね。