サンマの皮と血合いが好きで、真っ先にそこを食べちゃうんですよねえ。
好きなおかずを後に取っておくのと違って、わざわざそこだけを皿の脇にキープしておくのはなんか不自然だし。
残る白身はパサッとしててそんなに好きじゃない。
ワタ周辺の薄氷みてえな肉もアブラは乗ってるけど、骨混じりだし苦えし。食べ物を残さないという美意識さえなければ残してる。
好物の皮と血合とセットで食えばナンボかマシで、全体の体験としては一貫してぼちぼちを保てるのかもしれない。でもおれは好きと嫌いを分離して、濃度を上げて少しでも高い所にある喜びへと近づきたいんですよねえ。例えそれが一瞬でも。
今生きてる毎日って、まさにその白身部分だけを食い漁るようなフェーズにいる気がする。
まあ引っくり返せばまだB面があるんだけど、皮の方はもうビタビタになっちゃってそうなんですよねえ。
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